令和元年度の秋季研修旅行は、10月5日(土)~6日(日)、神奈川県にて行われました。
1日目は、鎌倉での研修です。
まず、北鎌倉駅に集合し、建長寺のビャクシン(鎌倉市天然記念物、かながわ名木100選)を訪れました。
有田樹木医が、数年前に診断結果および対策をまとめた報告書をもとに、PICUSによる精密診断結果、木材腐朽菌、病虫害、土壌診断結果等の説明をし、大枝徒長枝の切除による荷重緩和や病害虫対策の薬剤散布の対策が望ましいとの説明がありました。
次に、徒歩で鶴岡八幡宮に移動し、2010年3月10日に倒れた大イチョウの場所で研修を行いました。
倒木した大イチョウの根からは萌芽が1本、5mほどの高さまで成長していましたが、石段に近いので今後注意する必要があります。
挿し木でも保存しているとのことです。
大イチョウの幹が近くに挿してありますが、最初の方は幹から芽吹いていたとのことですが今は出ていません。
午後は光則寺のハナカイドウ(かながわ名木100選)を訪れ、ウメノキゴケの影響など議論しました。
最後に江ノ電の線路のすぐ脇にある御霊神社のタブノキ(かながわ名木100選)にて、今後の対策について議論しました。
移動は電車と徒歩だったので、皆さん足が棒になったことと思いますが、無事研修することができました。お疲れさまでした。