Day3
本日のメインはユネスコの世界遺産にもなっているボロブドゥール寺院遺跡です。
一見誰かが、ほおづえ支柱をしてあげたように見えるかもしれませんが、実は気根が伸びて地面に付きそれが成長して、樹木自ら支柱をかけた状態になっているのです。
生命力を感じますね!
そんな樹木を観察しながら、ボロブドゥール遺跡に向かいます。
ボロブドゥール寺院遺跡は大きく分けて三層に分かれており、一番下の段が欲望の世界を表し、真ん中の層が欲望は脱したが物質的条件にとらわれた有形の世界そして、一番上にあるのが欲望も物質的条件も超越した無形の(無の精神)世界を表しているそうです。
上の2枚は一番下の層にある欲望の世界を表す壁画の男性と女性のそれぞれの良くないところを表しているそうです。
真ん中層である有形の世界では、釈迦の誕生から最初の説法までが数多くの壁画に表現されています。
そして最上段の無形の世界です。
ここには、ストゥーパと呼ばれる先のとんがった釣り鐘型の仏塔が立ち並んでいます。
この形は菩提樹の葉っぱを半分に折った形だそうです。
そしてこのストゥーパの中には仏像が入っていて窓の形は、菱形と四角の2種類があります。
菱形の内は無の世界に入ろうと一生懸命修行しているがまだ安定しない状態を表し、四角い窓は安定した状態を表しているそうです。
ボロブドゥール最上部にある一番大きなストゥーパ
本来はもっと高く石が積んであったそうですが、落雷に遭い石が吹き飛んでしまい今は、避雷針が取り付けられています。
このストゥーパには窓もなく中に仏像もないそうです。
つまり完全な無の状態を表しているとの事でした。
ストゥーパの中の仏像です。
窓が菱形なので一生懸命修行中ですね!
無になり切れない状態なんだか良く解ります‼
ボロブドゥール寺院遺跡を降りてからダッシュで全景が取れる場所まで行き撮影してきました。
パオン遺跡
パオンとは台所を意味するそうです。
パオン遺跡の隣の農家の家で、ヤシの木(実)?から作った砂糖をごちそうになりました。
黒糖に近いような感じの味で、みんなの分をまとめて、お土産にお買い上げです。
こちらも、お隣にあったジャコウネコのコーヒー店。
その昔植民地時代に農家の人たちはコーヒーを栽培しても飲むことはできなかったそうで、そんな中で仕方なくジャコウネコの糞の中にある豆を洗って乾かし飲んでいたそうです。
しかし、後になってみれば世界的に有名な高級コーヒーとなってしまいました。
試飲してみましたが、良い香りのコーヒーでした。
こうして、3日目終了です。