スリランカ 海外研修旅行報告①

樹の生命を守る会では毎年海外研修旅行を開催し、海外の樹木や文化について研修をおこなっています。

参加者の1人 吉岡会員から報告いたします。今回は研修の概要についてです。数回に分けてアップします。

2015年の海外研修旅行は、6月21日から28日にかけて、スリランカで実施された。スリランカはインドの南東に浮かぶ島国で、面積は約6万5千平方キロメートルである。

スリランカは仏教国として数多くの寺院、仏像、巨木を有し、現存する世界最古の菩提樹はスリランカ北中部州のアヌラーダプラにある。

公用語であるシンハラ語でスリランカは“光り輝く島”という意味であり、広大な森林と豊富な水資源はまさに宝石の名にふさわしい。

アレキサンドライトなどの貴重な宝石が産出し、紅茶栽培ではセイロンティーとして世界的に親しまれ、絹織物や生ゴム、フルーツ類、スパイス類、アーユルヴェーダオイルなどの生産が盛んである。主食は米で、日本の米よりも細長でパッサリとしていて現地のカレーとよく合う。

またスリランカは終戦後の日本といち早く外交関係を回復した国として知られ、当時の大統領であるジャヤワルダナ氏は日本にとって素晴らしい恩人であると言える。

海外研修は初参加であったが、人生の先輩達と濃密な8日間を共有することが出来、とても有意義な研修旅行であった。

添乗員として手取り足取り面倒を見て下さった有田理事長や現地ガイドの方々に深く感謝しつつ、来年の研修旅行が今から楽しみである。

(文・写真:吉岡 編集:諏訪原)

写真1 シーギリアロックを背に記念撮影、シーギリアは“ライオンの岩”という意味
写真2 断崖絶壁に描かれたシーギリアレディたち、当時の美的感覚がうかがえる
写真3 シーギリアロックの頂上は古代の王の宮殿跡地である